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第1回:スキーの発祥

スキーをワンフレーズで説明すると…『雪上を滑雪用具を用いて移動するスポーツ』 こんな感じになるのでしょうか。
現在では競技上の様々な規則により「アルペンスキー」や「ノルディックスキー」、「フリースタイルスキー」、「テレマークスキー」など、カテゴリーが細分化されていますが、これはあくまでも各種目・競技の規則の特性に合わて使用する用具が特化しただけであって、元々のスキーはこのように細分化されてはおらず、冬になると雪に閉ざされてしまう人々の生活手段として、止むに止まれぬ事情で発明された『道具』の側面が強いものだったと言われています。

では、スキーはいつごろから利用されて来たのでしょう?
確認されている中で最も古いもののひとつに、紀元前2,500年~4,500年ころに描かれたと推定されている、ノルウェーの『レェディ洞窟』の壁画が挙げられます。
この壁画に、脚部に長い板状のものを付けた狩人と思しき人物が描かれていることから、かなり古い時代から生活手段のひとつとしてスキーが用いられてきたと考えられているのですが、果たして壁画に描かれているものが本当にスキーなのか、明言は出来かねるところです。

試しに同時代を身近なアジアに当てはめてみると、「4,000年の歴史」と言われる中国でも『黄河文明』の時代、日本だと『縄文時代』となります。様々な歴史に諸説があるように、スキーの発祥についても多少疑ってみるのも良い事なのかも知れません。

さて、このように実際の起源をはっきりとは明言できないものの、明言できないだけに、かなり古い時代から人間がスキーを携えていた事は想像に難くありません。そして、人間や動物は元来『遊び』が好きなもの。生活手段としてだけでなく、時にはレクリエーションとして利用していたと考えるのが自然なのではないでしょうか。

最後にこれらを総合的に考え、今回のまとめにしたいと思います。

-第1回のまとめ-

スキーは紀元前の時代から脈々と受け継がれて来た道具のひとつであり、当初は生活の手段としての側面が強かったものの、時にはレクリエーションや軍用としても利用され、その後の用具の発達とともにスポーツとしても発展し現在に至っている。

では、第2回もお楽しみに!!

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